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【雑学】驚愕の事実。アメリカンコーヒーがアメリカにない!

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アメリカンコーヒー

こんにちは! NANDEMO編集部 あまたつです。

アラフィフにもなると、それほど驚く新事実はなくなってきましたが、先日、腰ぬかしました。

毎日飲んでいるアメリカンコーヒー。ちょっと薄めが体に負担がかからなそうなので、そうしてます。大好きです。

それなのに、知りませんでした!アメリカンコーヒーはアメリカにない事を!

愕然としました。それは、まさにパソコンや、エアコン、サラリーマンやコンセント。身の回りには、アメリカ人には全く通じない英語のようなものが溢れている、その中の一つだったとは!

世界中でアメリカンコーヒーと言っているのは日本だけだそうです。

し、知らなかったなんて、恥ずかしすぎます。ということで、アメリカ人が飲まないアメリカンコーヒーの事を調べてみました。

 

 

アメリカンコーヒーの真実!

コーヒーの種類 わかっているようでわかっていなかった!

コーヒーにさほど詳しくない私でも、ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、エスプレッソ、カフェオレ、カフェラテ、カプチーノなどの名前はすぐに出てきます。

 

ブレンドコーヒー

マンデリンやブラジル、コロンビア等、単一の産地の豆だけ使用して、コーヒーを煎れる事を『ストレート』と呼びます。このストレートはその豆そのものの個性を感じる事が出来ます。

一方、複数の産地の個性を、決めた割合で配合し、新たな風味を作り出す事を『ブレンド』と言います。このブレンドは自分好みの味を作れる面白さがあります。まさに、自分だけのオリジナルブレンドです。つまり、自分でやらない場合、お店がオリジナルで配合しているコーヒーの事です。

知りませんでした。完全にバカ舌。

エスプレッソ

エスプレッソとは、深煎りで細かく挽いた豆にエスプレッソマシンで圧力をかけ、コーヒー豆にお湯を通し抽出したもので、うま味が凝縮されたコーヒーです。

カフェオレ

濃い目のコーヒーと牛乳を半々の割合なのがカフェオレ

カフェラテ

濃い目のコーヒーの代わりにエスプレッソを使うとカフェラテ

カプチーノ

エスプレッソに入れる牛乳を泡立てるとカプチーノ

意外にわかってませんでした。牛乳をどんな形でカップに入れるかで名前の変わる飲み物だったのですね。

アメリカンコーヒーとは

まぎらわしい名前があります。スターバックスや、コーヒー専門店なので見かける、アメリカーノという名前です。なんとなくアメリカンコーヒーとカプチーノが合体したような名前をしていますが、どういうコーヒーなのか正確に説明しろと言われると、良く解らないで飲んでいました。いや、アメリカンコーヒーと思って飲んでました!

アメリカンコーヒーって薄いコーヒーじゃないの? アメリカーノって何? その事を知る為には、アメリカの歴史をしらなければなりませんでした。

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戦争とアメリカ

その昔、アメリカはイギリスの植民地でした。その為、当時アメリカで主流だったのは、コーヒーではなく、欧州でよく飲まれていた紅茶だったそうです。

しかし、イギリスがかける重税に怒りが爆発したアメリカ、ボストンの商人が輸入されてきた紅茶を、全て海に投げ入れてしまいました。これが有名な、『ボストン茶会事件』です。

その事件のせいで、紅茶の輸入がしばらく途絶えてしまいました。その為、イギリス人がとった行動は、コーヒーを薄くして、紅茶代わりにしたのです。これが、アメリカンコーヒーが薄い理由と言われています。

アメリカンコーヒーとアメリカーノの違い

 一般的に、アメリカンコーヒーと言えば、普通よりも薄く、飲みやすいコーヒーというイメージがあります。それは間違いではありませんでした。

アメリカンコーヒーには、2種類ありました。

・浅く焙煎したコーヒー豆を使用して淹れたもの

・ドリップコーヒーをお湯で薄めたもの

 

実は、アメリカンコーヒーに定義はなく、お店によってアメリカンコーヒーを頼むと、このどちらかの方法で淹れたコーヒーが出てくるそうです。とにかく、あまり渋みがなく色の薄いコーヒーという点では同じです。

 

アメリカーノ

ドリップコーヒーを薄めたものではなく、エスプレッソを飲みやすくするためにお湯で薄めたコーヒーのことを言います。大きな違いはそこにあります。

 

アメリカーノの歴史

アメリカーノの歴史は、第二次大戦にまで遡ります。ヨーロッパに進軍中のアメリカ兵がどうしても飲みたいものがありました。それは普通のコーヒーです。

そんなもの直ぐに飲めるだろうとお思いでしょうが、実はイタリアやフランスでコーヒーといえば、エスプレッソなのです。今でもイタリアでCaffeと言えばエスプレッソを示す程なのです。そこでアメリカ兵は普通のコーヒーを切望しました。しかし、どうしても手に入りません。

そこで、どうしても飲みたかったアメリカ兵は、エスプレッソマシンで抽出されたエスプレッソを、いつもの小さめのカップではなく、普通サイズのマグカップに淹れて、そしてお湯をいれて薄めて飲んだといいます。これがアメリカーノです。

おもしろいと思いませんか?

・イギリス人が紅茶が飲みたくて、ストレートコーヒーを薄めたのがアメリカンコーヒー

・アメリカ人がイタリアでエスプレッソをうすめて飲んだのがアメリカーノ

 

 

ストレートコーヒーをお湯で薄めたのではありません。エスプレッソをお湯で薄めたのがアメリカーノなのです。

 

まとめ

知らないとは怖いものです。

アメリカンコーヒーが、普通のコーヒーよりもにコクや苦味が薄くなるコーヒーなのに対し、アメリカーノは、コーヒー本来のコクと甘みが残り、薄くなったという印象はない飲み物だったとは。

似ているのは名前だけで、味は全くの別物と言えます。アメリカンコーヒーのつもりで、調子こいてアメリカーノを飲んでいた自分。恥ずかしいっす。

明日からは、知らない人に、前から知ってたみたいに話してやります(笑)