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【漫画】 これはオススメ!感謝しかない! 『はたらく細胞』!

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今週のお題「感謝したいこと」

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はたらく細胞

人の体の中で働いている細胞は、なんとその数37兆と言われています。この漫画には、その細胞を擬人化し、体の中で行われる様々な問題に立ち向かう様が、おもしろ可笑しく描かれています。子供が読んでも勉強になるのはもちろんですが、大人が読む事にもっと意味があります。まず、自分の体がいとおしくてしょうがありません。傷口ひとつみても「ごめんね白血球。働かせちゃって」と思わずつぶやいてしまいます。ぜひ知っていただきたく、ご紹介します。

 

 【目次】

 

 『はたらく細胞』 著者 清水 茜さん (講談社)

ご紹介

「月刊シリウス」(講談社)で2015年に連載開始

2020年でシリーズ累計450万部を突破している。

 この漫画のおもしろい所は、疑心化しているにもかかわらず、その登場人に明確な個人名(太郎や次郎等)がない。つまり名前がないのです。すごくいいキャラの名前は白血球、かわいい血小板ちゃん。そのままです。文字にしてしまうと完全につまらないものになってしまいますが、ここには作者の意図がありました。

「自分の身体の話しかもしれない」

そう思ってもらいたい、というお考えがあるそうです。まさしく、明確な名前がない分、感じます。これは自分の話に違いないと。こんなふうに作者の作戦にはまる人が続出しています。1から2話完結の話しに引き込まれます。

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名前『白血球』それ以上でも以下でもなし

 

病気・ケガをピックアップ

ちなみに第一巻の目次は、

第一話 肺炎球菌、

第二話 スギ花粉アレルギー 

第三話 インフルエンザ 

第四話 擦り傷

一話毎になじみのある病気がピックアップされています。例えば、第三話のインフルエンザの回では、バイオハザードのようにゾンビ化した細胞に立ち向かう登場人物が描かれています。美しい姿をしたマクロファージ姉さんが、樹上細胞さんに連絡をとり、すぐに白血球と、キラーT細胞が命をかけて戦う姿に感動し、その戦いのなか自ら成長をとげるナイーブT細胞の勇気に涙する、活字にするとまったく意味不明なことですが、漫画になるとすごくわかりやすいのです! それに加えて、それぞれのキャラクターがおもしろい!これが、自分の体の中で行われている事実と思うと、こんなに頑張ってくれていたなんて!とさけびたくなります。

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情け容赦ない白血球

 

TVアニメ第2期、2021年1月放送開始

第一期は2018年7月~9月まで放送され大好評をはくした。Netflix等で見ることが出来ます。第2期のスターとは1月からの予定です。

コミックスは1巻から5巻大好評発売中です。

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スピンオフ多すぎ

『はたらく細胞』からどんどんスピンオフしています。どんどん膨らみます。「月刊シリウス」はもちろんの事、「週間モーニング」、「別冊フレンド」はたまた「なかよし」にまで連載は広がっています。監修を清水さんが行う形で、原作者と漫画が別の作者になっています。ご紹介いたします。

・はたらく細菌(なかよし) 漫画 吉田はるゆき 監修 清水茜

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はたらく細菌

主人公はからだの中でがんばっている細菌

子供にもわかりやすく、かわいく描かれています。さすが「なかよし」で連載中です。

・はたらく血小板ちゃん(月刊シリウス) 原作 柿原優子 漫画 ヤス 監修 清水茜

 

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はたらく血小板ちゃん

からだの傷を治す血小板ちゃんたちの日常! この子達がいなければ、私たちは完全に死亡です。こんなけなげな子供たちに守られていたなんて。

・はたらかない細胞(月刊シリウス) 漫画 杉本萌 監修 清水茜

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はたらかない細胞

なんとこちらははたらかない細胞の話です。赤芽球の物語。

 
・はたらく細胞フレンド(別冊フレンド) 原作 黒野カンナ 漫画 和泉みお 監修 清水茜

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はたらく細胞フレンド

友達が欲しい、ひとりぼっちのキラー細胞の話。

はたらく細胞BABY(週刊モーニング) 福田泰宏 監修清水茜

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はたらく細胞BABY

生まれるまえからがんばっている細胞たちの話です。

・はたらく細胞 Lady(月刊モーニング)原作 原田重光 漫画 乙川灯 監修清水茜

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はたらく細胞Lady

女性に特化した細胞シリーズ。整理・妊娠・出産等女性の体の中の物語です 

・はたらく細胞BLACK(週刊 モーニング)原作 原田重光 漫画 初嘉屋一生 監修清水茜

 

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はたらく細胞BLACK

飲酒、喫煙、運動不足。そんな自分の体の中がブラック企業だったなんて!思わず考えさせられてしまいます。

こちらもTVアニメ化が決定しました! 

 

まとめ

よく、世界史や日本の歴史の流れをつかむ為に漫画で読んだりしました。教科書で見るよりもずっとわかりやすかった事を覚えています。しかし、この「はたらく細胞シリーズ」はそんな昔よんだわかりやすく覚える為の漫画じゃありません。自分の体の中の物語なんです。ノンフィクションです。おもしろすぎます。

 そして、何より、読めば自分の体が大好きになります。自分の体の中でがんばってくれている細胞たちの為に、健康にならなければ!と何だかよくわからない気持ちでいっぱいになります。ありがたや! ありがたや! 37兆の細胞たちよ!