【雑学】『カミツキガメ』に噛まれた時、あなたはどうする?対処法公開!
こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです!
正月にだらだらTVをみていると、テレビ東京の人気番組「池の水ぜんぶ抜く」をやっていました。
なぜか観てしまうこの番組。 こんな生物がこの池に! 的な驚きがたまりません。
そこで、登場する悪者といえば、『カミツキガメ』です。こいつはやっかいな奴です。恐ろしいです。もし、子供が奴にやられたらどうしよう。不安にさせられます。
しかし、私達は知っています。新型コロナで学びました!「知る」事で多くの不安は解消され、危険の回避ができることを!!
という事で、『カミツキガメ』の事を調べました。
すると、答えは簡単でした。
噛まれない為には、どうすればいいか。また最終的に噛まれた時に何をすればいいかお伝えします。
『カミツキガメ』の対処法公開!
カミツキガメってどんな奴なの?
ウサギとカメの物語の影響からでしょうか、カメはのろまだと私達は思い込んでしまっています。のんびり動いて昼間は甲羅干しをして、なにかの脅威が訪れたら頭と脚を甲羅の中に引っ込めて身を隠す。そういうものがカメのイメージではないでしょうか。
そのイメージは忘れてください!
カミツキガメは私達の想像を超えるカメです。
頭と脚、尾を甲羅に引っ込める事はありません。他のカメに比べると腹甲が非常に小さく、カミツキガメをひっくり返すとまるで星のようなに十字型の腹甲をしています。
想像を超える程に機敏に動き、ジャンプし、首を伸ばして襲い掛かります。まさに怪獣のようなカミツキガメです。
どうなってるかな~なんて近づいてはいけません。
プロレスのドロップキックくらいのジャンプ力でやられます。
なんで池にいるの?
1960年頃からカミツキガメはペットとして輸入されるようになりましたが、現在では規制されてしまいました。
生まれたばかりのカミツキガメは5センチ程度で、ちっちゃい怪獣のような容姿をしています。
まるで映画ガメラのミニチュアみたいなのです。正直、私も飼いたくなってしまいます。
しかし、成長するとその大きさは、10倍の50cmにもなってしまいます。しかも、カミツキガメは尻尾が大きく、首も長く伸ばす事が出来るので、鼻先から尻尾までは1メートル程になる場合もあります。
第一に、そんなに大きい水槽あるのは、お金持ちくらいです。
しかも、大きくなるにつれて、どんどん気性が荒く凶暴になり、長い首を伸ばして飼い主にまで威嚇を繰り返します。
距離があるからといって大丈夫だと不用意に近づくと、ジャンプして噛み付きます。
こうなるとお手上げです。ペットとして面倒見ていくことが出来なくなる人が、ある時期から一斉に増えたのはこういう理由があったのです。
飼育放棄され捨てられたカミツキガメは日本中で繁殖し始めました。
昆虫や、カエル、蛇用の爬虫類、鳥類、貝類、小型の哺乳類、花や茎、果実まで口に入るものは何でも食べてしまいます。その為、日本の在来種の絶滅は当然の事ながら、生態系までおかしくなり、地域の自然のバランスが崩れてしまっています。
池にカミツキガメがいるのは、完全に人間のせいです。ペット販売業者までが、飼育放棄しています。
カミツキガメを駆除していいの?
一般の人が、籠を設置して捕まえようとする行為自体、漁業規則で禁止されている事が多い上に、カミツキガメの捕獲は、法律で禁止されています。捕まえて運搬したり、飼育したりするのも、懲役3年以下または300万円以下の罰金を科されます。どの自治体もカミツキガメを捕獲することでと報酬がもらえるような事は現段階ではありません。「池の水ぜんぶ抜く」は専門家の監理の元でやるからOKなので、一般人はやめましょう。
カミツキガメに噛まれないために
実は、カミツキガメは臆病だった!
カミツキガメの行動はすべて、カミツキガメの臆病な性格から来るものなのです。
カミツキガメは水中では自分から襲いかかる事はありません。水中が自分のホームだから心が落ち着くのかもしれません。
陸の上はカミツキガメにとってアウェーです。全てが敵に見えてしまうのかもしれません。
カミツキガメが凶暴になるのは陸の上にいる時のみなのです。
どんな時に陸にいるの?
5月~6月の産卵時期に、成体のメスが陸上にあがり、産卵の為徘徊します。夜行性の為夜は注意が必要です。
カミツキガメは濁った水場を好みます。普段は水の中で生息し、産卵する時にしか上陸しません。他のカメのように昼に甲羅干しをする事はありませんので、遭遇する事は、ほとんどないと言ってもいいでしょう。
もし噛まれてしまったらまずやること
イソップ寓話の「北風と太陽」をご存知でしょうか。
一人の旅人の分厚いコートを脱がす為に太陽と北風が勝負をした話です。頑なにコートを脱がない旅人の姿は、ある意味噛み付いて離れないカミツキガメの姿にも重なる所があります。
さて、北風と太陽の勝負を制したのはどっちだったでしょうか。北風が力いっぱい吹いて上着を飛ばそうとすればするほど、旅人はしっかりとコートを押さえつけました。逆に太陽は暖かかい日差しでゆっくりと暖めてあげました。結果は太陽の勝ちです。要するに、てっとり早く力づくで物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に相手の身になって考えたほうが良い結果が出るという事です。
もし、カミツキガメに噛み付かれた場合、北風のように無理やり力ずくでひっぱって取ろうとしてしまうと、カミツキガメは頑なにもっと力を込めます。そして、そのまま引き裂かれてしまうことでしょう。
つまり、
カミツキガメに噛まれてしまった場合、太陽がゆっくりと旅人を暖めた行動と同じように、カミツキガメと一緒にその部分を水中に戻します。痛いとは思いますが、ワニガメと違って、一瞬で引きちぎるほどの顎の力はありませんので、冷静に水中に戻すのが適切な行動になります。最悪、上から水をかけても放してくれることもあります。臆病なカミツキガメを乱暴に扱う方が大怪我につながってしまうというという事です。
まとめ
カミツキガメは基本的に臆病です。しかし、その臆病さが、陸上での凶暴さにつながります。
夜行性で、陸に上がってくるのは産卵の時期なので、まず、お子さんがカミツキガメに遭遇するということはないと言ってもいいでしょう。
普通に生活している分には、心配いりません。
でも、万が一見つけたら、近づかない事です。
新型コロナと一緒です。正しく恐れる。ソーシャルディスタンス2mで問題解決!
見た目からは想像もできないくらいの俊敏さ襲って来ますし、首も予想を超えて伸びます。
そして、万が一噛まれてしまったら、痛さでパニックにおちいってしまうとは思いますが、カミツキガメも同じなのです。
北風と太陽を思い出して、冷静に水中に漬けて下さい。すぐに放して自ら、逃げてくれるでしょう。そして、噛み付かれた傷は、感染症を起してしまうおそれもありますので、消毒をして病院に行きましょう。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
よろしければ、読者登録をなにとぞ。