【健康】#21 妻が糖尿になりまして
#21 妻が糖尿になりまして
妻。 情報ろーえい事件
前回までの妻
糖尿病の妻は、月1回の通院している。医者と栄養士からの厳しい指導を受けていた、少し前の月2回の時の通院の時は、明らかに緊張感があった。しかし、月1回になってから堕落し始め、明らかに体重は増えていた。そこで、1日だけ体重測定を乗り切る為の、ルーティンをあみ出すのであった。それでも、体重は前回の検診時よりも、1kg増量という結果に終わった。
妻。パート中に来た客に驚く
妻はパートで地元ではちょっと有名な古民家カフェで働いています。すごくオシャレで、感じがいいので、遠方からのお客さんも沢山来るそうです。
その古民家カフェは昼だけの営業で、席は10席程度しかなく、こじんまりとしています。
その為、昼どきはおそろしいくらい混んでいて席はいつも満席。
ある日、その妻の職場に、見たことのある人が来ました。
どっかで見たような~
だれだったかなぁ~
子供の幼稚園の知り合いだったような、どこかの店員さんだったような~
あ!!思い出した!! 看護師さんだ!!!
そうです。通院してる病院の看護師さんでした!
白衣を着ていないので、すぐには思い出せなかったのです。
といっても、医者と栄養士さんとは話をしていますが、その看護師さんとは、あまり話もした事がないので、名前も知らないそうです。
妻の服装は、コロナの為はマスクもしてるし、古民家にありがちなバンダナとエプロン。
看護師さん、私のこと、まったく気が付いていない!
その看護師さんは40代くらいの女性。
いつも医者の後ろについている人です。
妻は挨拶しようと思ったそうですが、周りに友達なのか、同僚の看護師なのか解りませんが、
4~5人で来ていたこともあり、何となく言い出せないまま、席まで案内したそうです。
妻は、いつものように店が混んできた関係で、そのまま、料理を出したり、片づけたり、バタバタ仕事をしている中で、ふと聞いてしまったそうなのです。
その看護師さんは重大なミスを犯してしまいました。
患者(妻)に決して知られてはならない事を、聞かれてしまったのです!
それは……
病院の人間関係~~~!!
いや~ 怖いですね~ 今回はふいに聞いてしまった病院内での人間関係です。
聞きたくなかった病院内の人間関係
妻。聞き耳立てる
怖い話です。
世間は狭いものですね。まさか、こんなおしゃれなカフェで、糖尿病患者が働いているとは思わないでしょう。
誘惑だらけのおいしそうな食事に囲まれている妻。
実は、幼稚園のママ友関係で誘われて手伝ってます。
週3ぐらい。しかも昼10時から15時までです。
部屋にずっと引きこもっていても、気持ちが落ち込むだけですから、軽く仕事してるのです。
ちなみに、仕事に後に出される『まかない』の食事が恐ろしいくらい美味しいそうです。
開発中のメニューやら、オーナーがあまりものでちゃちゃっと作るまかない飯です。
それは、肉を前にした空腹の猛獣のごとし。
妻は120%がまんしないで食べます。
妻曰く
これは正当防衛だと。だまっていたらやられていたと。
何にやられる? 精神がやられるとでも??
話が横にそれましたが、つまり、糖尿病専門病院に通うような人は、まずいない状況だという事です。
職場の人間関係
よく、トイレの個室に入っていたら、その人の悪口を聞いてしまったとか、ドラマとかで見ます。
あり得ない事ではありませんが、危険予知が出来てませんね。注意力散漫としか言えません。
しかし、この妻の通っている病院の看護師さんはしかたないかも知れません。
その古民家カフェが狭すぎたんですよ。
そして、案内された場所が、従業員から話が聞こえる場所だったみたいです。
週3しか入ってない妻の出勤日に、まさに来店し、運悪く通されたのは、従業員の待機場所の側。
事故ってこんなふうに起こるものなのですね。
全ての悪い歯車が、すべてかみ合い、その瞬間は訪れてしまいました。
栄養士の悪口
「だいたい、○○って、むかつかない?」
ん???
その看護師さんが何気なく発した言葉が、妻の耳に聞こえてきました。
○○さんって私の担当の栄養士さんじゃ……
妻はピンときました。そしてこう思ったそうです。
私、こういうの大好き~~
妻はうわさ話や、人の悪口大好きっ子。自分がいわれると信じられないくらいへこむくせにです。
「○○先生に気に入られているからって、調子に乗ってるのよ」
○○先生とは、妻の担当医です。
ほ~。あの栄養士さんは、医者のお気に入りか…… 妻はほくそ笑みます。
「普通さ、食事の後にちょっと甘いもの欲しくなるじゃない、ちょっとチョコレート食べただけなのにさ~ あいつ『だから痩せないのよ』とかいいやがるのよ!」
うわ~ きっつーぃ~~~
「ちょっと痩せてるからっていい気になってるんじゃないよ 」
「そうよね~。こっちは歩き回って疲れてるのよ。お弁当のおかずにもいちゃもん付けてくるし、すこしぐらい甘い物たべても、ばちは当たらないわよね~」
まわりに人も同調します。おそらく同僚の看護師でしょう。
「座って話してるだけの栄養士とは違うのよ!!」
出ました。プライドのぶつかり合い。
その場にいたわけではないので、何とも言えませんが、栄養士としては、親切心で言っているのかも知れません。しかし、看護師は、百も承知でチョコレートくってるんだ的な反抗的な態度。
妻にによると、栄養士はスタイル抜群。
それで、医者にもおぼえがいい。
その看護師は中肉中背。これは嫉妬か。
もっと聞きたい~~
妻は思いましたが、そうもいかず、後ろ髪を引かれる思いで別の仕事にもどったそうです。
情報漏洩の怖さ
ありえない場所で、思わずしゃべってしまた職場のグチ。
ほんとにどこで誰が聞いちゃっているのかわかりませんね。コロナ禍でテレワークが多くなったそうです。自分の部屋にだけいるのも退屈になり、どこかの喫茶店か、ワークスペースに場所を移す方もいるかも知れません。
くれぐれも、情報漏洩にはご注意ください。妻のようなケースもありますよ。
家にいても、窓を開けて仕事していて、電話の声が外に筒抜けなんて事もあります。
会社のセキュリティより家の方が断然無防備。産業スパイは狙っています。
まとめ
前回、通院時に妻はその看護師さんを見つけたそうです。
そんなに大きくない糖尿病の専門病院です。それぞれの仕事を一生懸命にこなしてます。
全ての看護師さんが栄養士さんを嫌っているわけではありません。
たまたまそんな話を聞いただけです。
お気を悪くした看護師さん、栄養士さんごめんなさい。
みんな、いろいろあるよね~~
妻と私はそういってしみじみお茶するのでした。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
関連記事
妻が糖尿病になるまで#1~#7
妻が糖尿病に立ち向かう#8~もぜひお読み下さい。
妻が勉強の末、たどりついた糖尿病患者の主食の事を記事にしてますので、ぜひご覧ください。