【健康】 妻が糖尿になりまして #7自然分娩と帝王切開ってどっちが痛いの?
妻が糖尿になりまして
#7 自然分娩と帝王切開ってどっちが痛いの?
妻は一人目を自然分娩で産み、二人目は、逆子の為帝王切開で産みました。
一人目の時私は、分娩室の中に入り、妻の手を握りながら「ひっ・ひっ・ふ~」のラマーズ法をしながら参加しましたので、あの時の苦しそうな妻は目に焼き付いています。握った手は、爪がめり込んでしばらく後が消えなかった事を覚えています。
そういう事で、帝王切開になったと聞いて、正直、あんなに痛い思いをしないですむなら、逆に良かったのかもと思ったくらいです。
しか~し。妻は言いました。自然分娩よりも、帝王切開の方が断然つらい!
帝王切開をみくびるな!と。声を大にしていいます。両方経験したんだから間違いないと。
※個人の見解です
帝王切開を甘く見ていた私は、またやらかしてしまうのでした。
また転職す
昼間に介護職で働き、夜はアルバイトをする生活は、きつすぎました。
私はじっさいの介護自体はやらずに、訪問介護施設の所長になるための勉強として、所長の仕事に同行したり、仕事を教えてもらっていましたが、
こんなに介護の仕事が、すごいとは想像していませんでした。
ヘルパーさん達は尊敬します。
私は、少しの間しか働いていませんでしたが、季節の変わり目には、びっくりするくらい高齢者はお亡くなりになり、一人暮らしの高齢者に、朝ヘルパーさんが顔を出すとお亡くなりになっていたという事も少なからずあり、そんな時は警察の事情聴取の為に所長は出向かなければ行けませんし、停電で人工呼吸器からへんなブザーがなってる!とパニックになったヘルパーさんを落ち着かせ、現場に飛んでいったり、修羅場がすごくて、とてもアルバイトしながらやれるような仕事じゃありませんでした。
所長は言います。
「これから土日に旅行なんで、トイレがまんしてもらえますか?」なんて言えないよな。
その通りなのです。ヘルパーさんは土日だろうと現場に行きます。
所長は、何があっても対応できる準備はしなければなりません。
すごい現場ですよ。介護の現場は。少なからずセクハラもありますし。
これはやっていけるか不安に思っているときに、求人で今の昼と夜のアルバイトを足したくらいの給料をもらえる仕事があり、面接をして合格してしまったのです。
また転職です。妻にはあきれられ、激怒され、今度転職したら離婚という約束をさせられました。
介護の仕事は、志がないとできないと思います。残念ですが私には志がなかったとしか言いようがありません。
介護職を辞め、バイトも辞めて、昼の仕事一本にしぼりました。
次の仕事は、会社からSNSに書くなと言われていますのでかけませんが、普通の会社の営業職です。
よりによって新人研修日が、出産予定日へ
私と同時入社の人が7人いて、7日間の研修の日程が、もろ出産予定日、そして入院期間でした。
会社に頭を下げ、何とか出産当日は休みをもらい病院に付き添うことが出来ました。今回はお義母さんの予定がつかず、わたしの母が、子供のまりの面倒をみに来てくれることとなり、病院で待機しました。
一人目のようなドキドキもなく、
妻が「いってきま~す」と手を振りながら手術室に向かうのを見送ったと思ったら、すぐに赤ちゃん登場といった感じで、びっくりです。
赤ちゃんも産道を通ってないからか、頭のかたちも良く、妻も調子がよさそうでしたので一安心でした。
しかし、私は、帝王切開の恐ろしさは、ここからはじまる事を知りませんでした。
麻酔が覚めはじめた時から、身動きがとれなくなる程の激痛で、夜も眠れなかったのだそうです。
初日に妻と笑顔で別れた私は、次の日から新しい会社の研修で、遅れを取り戻すために、居残りをして頑張りました。面会時間を過ぎてしまうほど。
私の親といえば、勝手のわからない子供の幼稚園の事で頭がいっぱいで、最初の2,3日は顔も出すこともできません。妻はある意味ほったらかしです。
その間、妻は痛さで泣くほどだったようで、水が飲みたくなっても、身体を動かせず、だれも手を貸してくれない心細さで私に対する怒りが100倍にふくれあがりました。
その事は、あれから10年たった今でもちくちく言ってきます。
帝王切開はなめたらあかん。麻酔が切れてからの夫の手助けが必要です。これを怠ると、死ぬまでの語りぐさになりますので、もし、そういう状況の方がいましたら、くれぐれもお気を付けください。
シーズン1まとめ
#1から#7まで長々と書いてまいりましたが、妻が糖尿病になるプロローグのつもりで書いて参りました。「妊娠糖尿病」になり、遺伝的要素をもっているのにも関わらず、ストレスによる過食。モンスターピアレントの攻撃に耐え、繊細さんのような性格に変貌し、健康診断を後回しにする妻。
転職を繰り返すダメ夫(私)には振り回され、ゆったりとした幸せな妊娠期間も遅れず、逆子で帝王切開。その後身動きもとれない中の放置。
ストレス最高潮の中、何とか無事子供は生まれましたが、子供は「夜驚症」(やきょうしょう)という病気で、夜泣きのレベルを超えたパニック状態になり、突然暴れ出すのでもう大変です。
おそらく、妊娠期間中のストレスが全ての原因であることは間違いありません。
子供も目を離せないような時期もあり、またしても、自分の身体の事は後回しにしてしまったまま、8年が過ぎました。
子供もようやく落ち着き、やっと自分の時間ができはじめた矢先に「サイレントキラー」はしのび寄ります。
やっと、ほっとできるようになったその時についに妻への「糖尿病」告知!
シーズン2 家族と妻の地獄のはじまりへつづく (も~あきたと言わずに宜しくお願いします)
シーズン1記事もみていただければ幸いです