【生活情報】遠くにいる親が心配! 高齢者見守りサービス 時代はウェアラブルへ
こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです!
東日本大震災から早10年。
時の経つのは早いもので、アラフォーだとか言って騒いでいるうちにもうアラフィフですよ。
もちろん年をとるのは自分だけではありません。
東日本大震災の時、60代だった母親は、70代へ。
東北の田舎でひとり暮らしをしています。
あの時、一週間停電したそうで、近所の仲のいい友達の家に身を寄せて耐えたそうです。
その為、その時は、無事の連絡がなかなかつかなくて心配しました。
私は、ひとり暮らしの母を、ちょっと見にいける距離に住んでいない役立たずの長男です。
そろそろ、まじめに考えておかなければならないかもしれません。
まだ大丈夫だろう、と思って目をそらしてきましたが、まだ大丈夫なうちに考えておくべきではないか。
そう考えて、遠くにいる高齢者の見守りについて、勉強してみました。
すると、予想どうり高い!
だれがこの費用負担するの?
おれ? おふくろ?
出したいけど余裕がない……。
すると、諦めかけた私に、時代が私に微笑みかけてくれたのです。
私のように貧乏でも、なんとかやれそうなサービス!
それが、「高齢者見守り ウェアラブル」です!
遠くにいる親が心配! 高齢者見守りサービス
高齢者見守りサービスの3方式
高齢者見守りサービスは大きくわけて3つの方式にわけられます。
訪問方式
定期的に家に訪問して確認してくれる方式です。
様々ありますが、代表的なものが、
郵便局のサービス、ヤクルトのサービス等です。
サービスによっては緊急時に駆けつけてくれるオプションもあります。しかし、値段が高めで、必要なオプションをつけると月に約3000円ほどかかります。
宅配や訪問の場合、その時間にいなければならない事もあり、高齢者に負担がかかることもあります。やはり、人間同士、スタッフとの相性問題もあるそうです。
センサー方式
家にセンサーを設置し見守る方式です。
現在では、様々な会社が参入しています。
こちらの東京電力のサービスは、分電盤にセンサーを取り付け、エアコン、炊飯器、電子レンジ等最大8個に取り付け、生活に変化がないか見守ってくれます。
このタイプで有名なのが、象印マホービンですよね。
なんと20年前から継続しています。
象印には20年やり続けてきた信念を感じます。すばらしいサービスだと思いますが、このサービスも生活の変化をとらえるもので、緊急時に向いているか疑問が残ります。やはり、月々の支払いも3000円程度はかかります。
最近では、蛍光灯や、テレビのリモコンの電池にセンサーを付けるタイプも登場しています。
異常がすぐにスマホに連絡が来るタイプです。
車でお馴染みのオートバックスセブンは、AIロボットを通して会話も出来る見守りを提案しています。
プライバシーを守りながら、薬の時間や、おしゃべりもしてくれます。
値段も高いですが、24時間監視、安否確認や緊急時の対応に長けているのは、やはりその道のプロでしょう
カメラ方式
24時間監視、安否確認や緊急時の対応に長けているのがこの方式です。
おもしろいのが、決まった時間に巡回してくれて、その様子がスマホで見る事ができます。
設定した人に近寄り、撮影してくれるので、aiboをかわいがる様子をみて、安否を確認できるようです。スマホで遠隔操作もできるので、確認したい場所に移動させる事も可能です。
マルチビューで、様々な角度から安全を見守る事が出来るのが、ATOM Cam(アトムテック)
のカメラです。こちらもスマホで遠隔操作によりズームも可能です。
見守りの問題点
まず第1に、親のプライバシーの問題がありますので、子供の方は良くても、導入時の理解が一番大事のようです。勝手に進めず、相談がとても重要です。
第2に、WiFi環境です。これは今からの時代にかかせません。何をやるにしてもこれがないとお手上げと言っても過言ではないでしょう。スマホで見守りが常識になりつつある現代に、WiFi環境なしでは、丸腰で戦場に向かうに等しいでしょう。
第3に、高齢の親が、難しい装置を使いこなせるのかです。私の親は、LINEの使い方を固定電話をしながらスマホを操作してもらい、完了するのに1時間かかりました。LINEの設定だけのことに! 最後の頃は二人ともキレ気味です。
第4に、料金です。どうせ払うなら、いざという時にどれくらい役に立つのか気になります。
やはり、料金が高いほど、安心できるというのが現実で、親が負担するのか、子供なのかもめてしまう事もあるでしょう。
前置きが長くなりましたが、この事を踏まえて私が思う一番いいと思われる方法がウェアラブルです。
ウェアラブル方式とは
簡単に言えば、Apple Watch(アップルウォッチ)です。この腕時計をつけてもらい、心拍数の急変や、転倒などのトラブルにあってないかが判断できるそうなのです。
お年寄りが持つApple Watch(アップルウォッチ)と、家族が持つスマホ。そして、担当医がアプリを入れることで情報の共有できるそうです。
そのアプリがこの「ハチ」です。
八幡平市のソフトウェア企業APTECHが開発しました。
都内3カ所の病院で実証実験をしているそうです。
サービス内容
腕時計をしていてくれるかぎり、遠く離れた家族を24時間365日見守れるのが特長です。
心拍数、心拍変動、活動歩数、位置情報、電池残量まで通知とされます。
FaceTimeを使ったビデオ通話や音声通話も可能です。
外出時や帰宅時に通知される機能もついていますが、プライバシー保護の為に、OFFにすることも出来ます。
非常に扱いやすいシンプルな操作で出来ますので安心です。
緊急時対応
面倒なボタン操作を緊急時にする事はできません。
その為、Apple Watch(アップルウォッチ)の画面に5秒手を乗せておくと、設定された連絡先に、SOSされる機能があります。
確かに、100%安心ではないかも知れませんが、救急の手配等、何かしらすぐに対応できるのではないでしょうか。
※(その道のプロでいらっしゃるブロガーのakinisakusakuraさんから、急変時に押すだけもつらい場合もあるので、認知機能が低下している場合、ヘルパーさんに装着確認をしてもらう事や医師と相談の上装着した方がいいと教えて頂きました。その通りだと思います。ありがとうございました)
料金
利用料金は見積もり対象者1人につき月額780円(税別)
アプリは無料ダウンロードできます。
対応OSはiPhone8/ios 13以降 Apple WatchS3/OS6以降
まとめ
遠くに高齢の親がいるということは、気持ち的には崩れないように木を引き抜くゲームのジェンガににています。また今年も大丈夫だったが繰り返されますが、だんだん難しくなり、いずれ倒れる時がくるでしょう。
その時の為に、様々な会社のサービス、方式を学ぶ必要がありました。
貧乏なわたしは、まず実家にWiFi環境を整え、Apple Watchをプレゼントすることに決めました。
私もスマートウオッチをずっとしてますが、付けっぱなしで寝るのになれません。親もきっといやがるでしょう。
でもいっしょに頑張ろうというつもりです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。