【読書】もう文章には悩まない!現役東大生が書いた 『東大作文』 西岡壱誠著
こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです!
昨年の11月末からブログを初めて、書いた記事も気が付けば70記事を越えました。
私のつたない記事に☆を付けて頂いた方には、感謝しかありません。本当にありがとうございます。
しか~し。
あまり、PV数がのびません。同じ頃にブログを始めた人と比較しても3分の1くらいのように思います。
これではいかん!と思い、この本を手に取りました。
この本の帯にはこう書いてあります。仕事でもプライベートでも、「もう、文章には悩まない」!
マジですか! 現役東大生様 年下とかもう関係ありません。正座して読みました。そして、私が読者登録をしてもえなかった理由が、突きつけられたのでした~
「伝える力」と「時頭力」がいっきに高まる 『 東大作文』 西岡壱誠 著
いったいどうして、僕の『作文』は伝わらないんだ!
この本の筆者の現役東大生である西岡壱誠さん(以後、先生と言わせて頂きます)は、文章を書くのが大嫌いで、大の苦手だったそうです。「いったいどうして、僕の『作文』は伝わらないんだ」と思っていたそうです。
わかる~。うんうん。私はうなづきました。
でも、先生は、東大生がみんなやってる「書き方」に気づいたとたん文章を書くのが大好きで大得意になったそうです。
マジですか! 教えて下さい! 西岡先生!
大切なのは、「双方向性」
「双方向性」、いきななり、難しいことば……。先生それはどういうことなのでしょう。
先生がこの本でまず教えてくれるのはここです。
相手に伝わらない文章というのは、自分の言いたいことだけを押しつける、つまり一方通行な文章なのだそうです。
ぐさっ。心に刺さりました。なるほど、私の書く文章は、まさに一方向的という一人よがりだったのか。
自分の考えをしっかり表明しつつも、相手の事まで推し量りながら書く文章でなければならないとおっしゃります。
大事なのは、相手も自分に対してはもちろん、もしくは読んだ人が次のアクションを起こしたくなるような作文を書こうという気持ちを忘れない事だそうです。
双方向的でわかりやい文章の作り方
①誰が読んでも正確に伝える為に
東大生は「最後の一文」から考える。
さて、文章をかくか、と始めた時、なんとなく出だしからはじめてませんか?
東大生は、「言いたい事」が決まったら、その目的地としての最後の一文、つまり「あとがき」をまず決めるのだそうです。そして、その目的地にむけて初めから書くのです。
・「目的地」を見ながら進む方が、「読者に伝わりやすい文章」ができる。
②見違えるほど「読みやすくする」為に
東大生は次に目次作りをする。
その主張という「目的地」に向けて、どう伝えるか相手をひきつける工夫。それが目次を作る事だそうです。そして、一番書く側が陥りやすいこと、それは
「読者はきっと頭がいい病」
これは、たぶんわかってくれる。多少飛躍しても、難しくても読者はわかってくれるとそう思い込んで、言いたい事が全く伝わらない病気です。
「目的地」を理解しても、現在地がわからなければ、読者を案内することはできません。「読者の現在地」を理解し。論理的に少しづつ案内するようにすることが大事だそうです
・この病気に陥らないように、いつも、急に飛躍したりしない、つながりを意識した文章を書く事
③「説得力」を劇的に高める為に
東大生は、断言する。
私は、大人のくせといいますか、どこかしらに逃げ道を残しておくくせがしみ込んでいました。
例:という話しもあります。出来ますが、個人差はあります等
そういう人の言う事を誰が本気で聞きますか、と先生は言います。
先生は、「東大という名前を出して、しかも本名まで出してこの本を書いている」と言います。この覚悟が人を読む気にさせるのだと。
・全ての文章は、断言する覚悟を持って書く
④無駄なく「効率的」に書く為に
東大生は、必要なことしか書かない。それは読者への思いやり。
校長先生の長い話は、ほとんど生徒達に響かないのと同じように、ただ長い話は、読者を疲れさせるだけなのだそうです。話が長い人は嫌われるとわかってはいましたが、それがまさか、知らずに自分がおかしてしまっていたとは。
・自分の文章を客観的に見て、いらないところを切り、必要なものしか書かない姿勢で作文する
まとめ
「あとがき」作りで自分の主張と目的を作り、「目次」作りで、その主張をどのように伝えるかを考える。そして、「断言する」覚悟で、読者に信用してもらい、読者をひきつけ、「無駄のない文章」で読者を疲れさせない。これが、先生のおっしゃる「双方向性」の基本中の基本といえます。
これを私のバイブルにします
この本には、双方向性の基本中の基本の他に、たくさんの論理的なテクニックが明記されています。とても説明しきれませんので、ぜひみなさんもお手にとってみてください。
最後に、先生もおっしゃっていますが、文章を書く事は自転車に乗る事と同じで、何度も失敗して転びながらうまくなっていくものだそうです。頭ではわかっていても、すぐには出来ません。
問題は、文章を書くことは、自転車で転んだ時のように失敗しても痛みがなく、わかりにくく一人よがりになってしまう事だそうです。私が、一人よがりの文章を書いているようでしたら、ぜひコメントで指摘してください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。