ドローン免許取得への道 ④ ドローンって近所で飛ばしてもいいの?
3月の下旬にドローンを始めましたが、
ドローンの練習をやっと始められるようになりました。
なぜなら、子供が飽きたから~。やっと、私の手元に来ました。
春休みに子供のオモチャになってしまっていましたから。
それにしても、子供飽きるの早っ!
家の中で、小さい虫みたいなドローンを操作してるだけじゃ、
そりゃ飽きてくるかも知れませんね。
ドローンで何かやりたいという目的や、目標でもなければ、
ただ飛ばしてるだけじゃ、面白くありません。
私が会員になったスカイファイトは、レースを開催してますが、飽きさせない工夫ですね。
「外でやっちゃだめなの?」
子供に聞かれました。
だめだと即答はしたものの、そういえば、ドローンって近所の公園とかで飛ばしてもいいのかな?
全くわかりません。
ということで、今回は、ドローンの飛ばせる場所を勉強します。
ドローン免許取得への道
④ ドローンって近所で飛ばしてもいいの?
ドローンの重さ
どこで飛ばしていいか、悪いかという問題は、ドローンの重さで決まるようです。
その分かれ目になる重さは200g。
それは航空法という法律が、200gを越えると適応され、それ以下はセーフなのだそうです。
売っているドローンの重さを見れば解ります。
見事に、説明に200g未満と書いてあります。
法律をかいくぐろうとする感 。なまなましくて好きです 笑
自転車なら一方通行の細道を逆走してもいいけど、原チャリならダメ的な感覚ですね。
航空法の規制
一時期、ドローンが落ちたとか、迷惑行為が問題になった事ありましたよね。
その為、2015年に航空法が改正され、200g以上のドローンに規制が入りました。
飛行禁止空域
・空港周辺禁止
国内の主要空港の場合24km以内、地方空港の場合6km以内は禁止です。この距離の定めは空港によって少し違うそうなので、調べる必要があります。結構広範囲ですね。それにしても、切りの悪いこの数字の意味は何かあるのでしょうね。
・上空150m以上禁止
50階建てのマンションくらいだそうです。よく見る相当高く見える動画や写真は、国土交通省の許可を取っていたのですね。
・人家の密集地域禁止
国勢調査のデータで、人工密度が4000人/k㎡だそうです。素人では判断しかねますよね。
確認が必要です。
もし、自分が東京・大阪などの人工密集地域に住んでいた場合、200g以上のドローンは、自分の家の敷地内、つまり庭ですら飛ばすことが出来ません。自分の庭で飛ばす為に、国土交通省に申請しなければならないのです。びっくりです。
それ以外の場所での禁止事項
200g以上のドローンの場合、上記の禁止区域以外でも禁止事項があり、これをやぶると航空法違反になってしまいます。
・夜間の飛行しない事
・目視出来ない範囲での飛行
・人や、建物、車から30m以内に近づく事
・イベントをやっている所での飛行
・凶器や火薬などの危険物を運ぶ事
・ものを落とす行為
・違反時の罰則
最大50万円以下の罰金。違反内容によっては書類送検。
200g未満のドローンが関係してくる法律
200g以上なんてと、ここまでどこか他人事のように感じて勉強していましたが、200g未満のドローンも適用される法律もあります。
小型無人機等禁止法
国の重要な施設
・国会議事堂 ・内閣総理大臣官邸等 ・危機管理行政機関 ・最高裁判所庁舎
・皇居・御所 ・政党事務所
外国公館等 防衛関係施設
空港(新千歳空港、東京国際空港、成田国際空港、関西国際空港、大阪国際空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港)
原子力事業所
の300m以内では飛行禁止だそうです。
・違反時の罰則
最大1年の懲役または最大50万円の罰金
民法207条
200g未満のドローンであっても、私有地で勝手に飛ばすと、所有権の侵害にあたるそうで、
法的措置がとられる場合もあるそうです。
許可無く他の人を撮影したり、所有地の上空を飛行、撮影したりすると、プライバシーの侵害、個人情報保護法にも違反してしまいます。
・違反時の罰則
最大2年の懲役または最大100万円の罰金
都道府県・市町村条例
「公園条例」で、公園での飛行も条例で禁止している場合が多いようです。その場合市町村が管理している公園では飛ばせません。
・違反時の罰則
条例によって異なるが、東京の場合5万円の罰金
道路交通法
道路で飛ばす事も、道路交通法で原則禁止だそうです。飛ばす場合は特別な許可が必要です。
電波法
200g未満のドローンであっても、電波を発する機械を使用する場合は、 「技適マーク」がついているドローンでないと、免許や資格が必要だそうです。通常国内生産のドローンは大丈夫だそうですが、海外製の場合は注意が必要だそうです。
・違反時の罰則
最大1年の懲役または最大100万円の罰金
まとめ
結論は、外で飛ばすのは、結構下調べがいるという事です。
200g以上のものはもちろんの事、200g未満のドローンであっても、飛行ルールや規制を守らなければなりません。罰則は罰金から書類送検もあり、だいたい違反して捕まる人は、「少しくらいいいと思った」というそうです。動画配信された画像から通報の例もありました。
https://www.mlit.go.jp/common/001110369.pdf
執筆 NANDEMO編集部 あまたつ
【ドローン日記】
子供とドローンで遊んでいて思ったのですが、自分で遊ぶドローンは、何とも思わないのに、
他人が自分に近づけるドローンって、なんだかイラッとします。
なんか、うっとうしいですね。気持ち悪い虫に見られてるみたいな気になります。
今回の勉強で、ドローンって飛ばせる場所は結構ない事を知りました。
隣の敷地に入るだけでなく、映ってしまっただけでもプライバシーの侵害で、損害賠償を請求される恐れがあります。
それも、何だかわけの解らないいらだちが関係してるかも知れません。
でも私は、もっとうまく操作できるようになって、カメラ付きのトイドローンを買いたいです。
そして、2階にいる子供が、ちゃんと勉強してるか、ドローンで監視してみたいと思ってます。笑
家の中だけで楽しみます。でも、ホントに家族の反抗期の子供の監視をドローンでなんかしちゃったら、粉々にぶっこわされそうです。
教訓 人が飛ばしてるドローンが近くに来ると、たたき落としたくなるので注意しましょう。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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