『邪悪な天才知能犯たち』 天才達の行動パターンを探る②
こんにちは NANDEMO編集部 あまたつです!
今回ご紹介するのは、同じく
ヒストリーチャンネルpresentsの『邪悪な天才知能犯たち』です。
この番組は、天才と呼ばれる犯罪者の、凡人には考えつかない犯罪手口を、ライブ映像や本人のインタビューを交えて、実際に再現しています。
まさに、犯罪の盲点をついた天才の手口を目にする事が出来ます。
第1話のテーマは『世紀の強盗』でした。
第2話のテーマは、『地下での犯罪』です。
地下って。このコンクリートの時代に。時代遅れでしょう~
ガス管だって、水道管だって張り巡らされているでしょうし。地下鉄だってあるでしょうに。
地下をどうするつもりなのでしょう。
しかし! 邪悪な知能犯だからこそ、あえて地下! そこに迫りたいと思います。
『邪悪な天才知能犯たち』
才能の悪用
優秀な頭脳の持ち主が、正しい道に進むとはかぎりません。
その才能が悪用された時、史上最悪の犯罪事件が起こります。天才知能犯と呼ばれる犯人は、あらゆる作戦で絶対に狙ったものを手に入れるのです。
第2話 地下での犯罪
#02では地下がらみの犯行がピックアップされています。
・麻薬王がアメリカからメキシコに麻薬を輸送。その方法は!
・うその金発掘から大金を作り出す驚きの手口!
・引退した泥棒が、最後に一旗揚げるために仲間を7人集めて銀行強盗!?
見た感想としては、要は地下にトンネルを掘るって話なのですが、これがタダの泥棒じゃないっていう感じなのです。
またまた細かい手口は実際にご覧になっていただきたいので、ネタばれはしません。
ですので、本日は、この番組を見て、邪悪な天才知能犯達はどのようにして犯行を進めていくのかをその共通した行動パターンを考えていきたいと思います。
天才知能犯の行動パターン
3人の知能犯の例が挙げられていますが、地下を舞台にした犯罪 を成功させる為の共通の行動パターンが見てとれます。
地下にトンネルを掘るなんて、ありえないでしょう。こんな時代に。でも、頑丈なカギの金庫をやぶるのに手こずるくらいなら、横に穴をあけろなのです。
行動パターンその1
・邪悪な天才知能犯は、自分で出来ない仕事は『人を雇う』
自分は天才だ、と何でも自分一人でやろうとしたり、人のことを信用しない人をよく見かけます。
本当の天才は、自分の限界を知っているように思えます。自分の計画に見合うだけのプロを雇うのです。金庫まで通じる道や、抜け道を地下に造りたいと天才が考えた場合、人を雇います。設計、施工、換気口の設置まで、その道のプロを雇い入れるのです。
まるで、会社そのもの! 前回の強盗では、SNSで作業員を募集したりしてます。雇われた方は、自分が犯罪に荷担しているのすらわからないままの時もあります。そのチームのトップに君臨するのが、邪悪な天才知能犯なのです。人を動かし、自分は別の仕事の計画を練る。人が多くなると、捕まるリスクも高くなりますが、捕まるのは末端の人間です。
行動パターンその2
・進入先を調べ上げる為に、『内通者を雇う』
これは、ほとんどの知能犯の必ずやる手口です。忍び込む銀行でも、脱走する刑務所でも、必ず内通者を雇います。その内通者は、悪い人間ではありません。まず知能犯は、内通者になりうる人間を調べ上げます。
借金であったり、性癖であったり、横領だったり、そういう公表されたくない事実がある普通の人間、弱みを持つ人間を調べあげ、そして、弱みをネタに脅迫し、犯罪の為の内通者に選ぶのです。
こう考えると、自分もいつ利用されるか解らなくなります。犯行の日に誰かがセキュリティを解除していたとか、あらかじめ建物の精密な設計図がコピーされていたとか、これは全部、内通者の仕業です。そして、その内通者は、表にはほとんど出てきません。
行動パターンその3
・凡人では想像できないような、『先を読んだ行動をとる』
知能犯は、自分が犯行を行う前に、万が一捕まってしまった場合の事を考えて、入るであろう刑務所の脱走の段取りをして起きます。入るまえから看守を全て買収しておくのです。もちろん内部の設計図は当たり前のように準備してあります。
凄すぎませんか。悪いことする前から、刑務所から脱そうする段取りを考えるなんて。
そういうリスクマネジメントを考えるのが知能犯なのです。
こういう事をいいことに使えば成功するでしょうに。
行動パターンその4
悪い人には見えない。『ただのどこにでもいる人にばける』
ゲートボールを楽しむお年寄りを、悪いやつとは誰も思いません。
集まって楽しく、余生を楽しんでいるのかと思いきや、銀行に忍び込む段取りを何年もかけて計画している泥棒集団のかもしれません。
天才知能犯は、まさかこの人が! っていう人間にばけて計画を練っています。
まとめ
前に見に行った、「えんとつ町のプペル」の制作行程を思いだしました。
あの映画は、分業で全ての作業がそれぞれのプロフェッショナルで作業されています。
そして、それをまとめるのが西野さん。そして、一つの仕事だけではなく、先々の計画を進めています。もちろん、最悪のリスクマネジメントも怠りません。
それが映画の成功という形としてみのりました。
西野さんが邪悪な天才知能犯だったら、きっと地下にすごいトンネルを掘るかもしれません。
しかし、西野さんのチームの結束とは違い、邪悪な天才知能犯達の結束は、暴力とおどし、恐怖の他には何もありません。
この『邪悪な天才知能犯たち』は、Hulu、U-NEXT、amazonビデオで見る事が出来ます。
無料体験の終了時期は未定なので、お早めにどうぞ!
※ 無料体験中に解約しても料金はかかりません
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました